226 薬を変えて復活(2019.6.15)
㈠
告知から8年7ヶ月経過
8年8ヶ月目に入った。ときどき胃が痛む。前回、薬を飲むようになってから痛むようになった。と述べたが、どうも薬の影響だけではないようだ。若い頃から空腹時に胃が痛むことを繰り返していた。一時期胃の痛みは無かったが、ぶり返したようだ。
それ以外は、血圧は高いほうが120前後、低いほうが70前後、血液検査も中性脂肪値が若干高いこと、赤血球がやや貧血気味程度ではあるが問題はない。顔色もいいし、健康だと思う。ただ問題はPSAの数値である。
㈡
中断していた薬が復活
PSAは6月3日0.977であった。前回の4月10日0.617よりかなり上昇している。
4月10日の時点で、一時的に薬を中止した。理由として「薬が合わない可能性がある、一時的に薬を中止することでPSAが改善することもある。」という主治医の助言によるものであった。しかし、結果は、PSAが上振れしてしまった。
そのため、薬を変えて復活することになった。今回飲む薬は「フルタミド錠125」、薬効、副作用は前に飲んでいた「ビカルタミドOD錠」と同じとみられる。
㈢
食生活・基本は変わらないのだが
野菜ジュース+菜食玄米の食事は継続している。ただし、今年に入って玄米の代わりに「うどん」「全粒粉パン」などの穀類を週一回ぐらいの割合で摂っている。また、餃子や唐揚げなどをときどき摂っている。
こうして食事がPSAに影響しているのかはわからないが、女房殿からは「以前のように厳格に食事制限をしますか」、と脅かされている。今回の薬の効果が出ないとすると食事制限を考えなければならないかもしれない。
それにしても、5月に二回ほどインスタントラーメンを食べた。美味しかった。ラーメン好きの人間にとってたまらない味である。これを自重するのは辛い限りである。なんとか薬が効いてほしいものである。
㈣
手術をした友人のPSA
私が告知を受けた同じころ、前立腺がん手術を受けた友人がいる。この友人は最近PSAが0.3を超えてきて、医者から警告を受けていると聞かされた。PSAが0.3というと随分低い数値のように私には思えるのだが、手術をした人はPSAが0.3を超えると要注意なのだそうだ。
この友人は手術後長い間、尿漏れに悩まされていて、手術をしたことを後悔していた。更に追い打ちをかけるように、今回のリバウンドである。
「がん」とどうやって上手に付き合っていくか、つくづく一筋縄ではいかない厄介な代物だけに難しい。できるだけ深刻に考えないで、気持ちを楽に共存していきたいと思う。
ガンと戦う仲間より
一島晃
2019年6月