2018年1月1日月曜日

205 ガンと戦うぞーセルフ治療ー

205 ガンと戦うぞーセルフ治療ー (一)自分の主治医は自分
 ガンと戦う「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」の最後は「セルフ治療」である。「セルフ治療」は、ガンを自分で治した医師の橋本豪氏が提案したものである。橋本氏は、一度ガンを克服したが再発し、再発したガンをどう克服したかを本に記している。『ガン治し本気塾』で私は多くの示唆を頂いた。そのいくつかをあげてみたい。
(410セルフ治療)
「玄米を食べていれば大丈夫、野菜ジュースを大量に飲んでいればガンが治る」と思ったら大間違いである。

「人生の主役は自分、だからこそ自分が病気と向かい合い自分自身で病気を治すリーダーになろう。自分の主治医は自分」

「自分がなぜガンになったのか、その原因を深く掘り下げて追究し総合的に改善していかなければならない」

「セルフ治療では食事、自律神経、およびメンタル(精神)という三つのフィールドで取り組むことを提案。どれかひとつではなく必ず三つのフィールドに総合的に取り組むことを心がけること」
(注)自律神経は意志とは無関係に内臓や血管の働きを支配している神経

橋本氏の提案は、ガンを克服してきた人の言葉だけに、すんなり気持ちの中にはいっていった。もちろん私としては、ガンを克服できるならなんでもやってみようという気持でいたことも事実である。
「セルフ治療」を順番に見ていくと

(二)メンタル(精神)分析の実践
 メンタル分析には二つある。一つは自分自身がガンになった原因分析、二つ目はガン克服のイメージトレーニングである。

(1)私自身のガンになった原因分析
私は、サラリーマン時代の仕事が楽しくて自分に適していると考えていた。しかし自己を分析した結果、仕事が強いストレスを生んでいたようだ。「自分の性格はストレスに弱い」「強いストレスを感じるたびにガン発症の原因になった」と整理した。
強いストレスは自律神経のバランスを乱す。事実、私は何回も腸がねじれるようなストレスを経験している。自律神経の乱れは、白血球のバランスを崩し、免疫力を低下させ、病気を発生させる。
ガンの原因を取り除くには、ストレスを取り除くか、ストレスに弱い性格を変える必要がある。それには考え方を変える、これまでの行動パターン・思考パターンを変えることだとわかった。具体的には自律神経のところで触れてみたい。

(2)イメージトレーニングの実践
①太陽に向かって手を広げ、朝日を浴びながら「私は宇宙の力でガンが治りました。今日一日の命ありがとうございます」と唱える。
②今日も生きていることを感謝し、その感謝の気持ちを言葉にして発した。
③夜、夜空の下で宇宙のエネルギーを感じながら、今日実践したことを振り返り「○○したからよくなった」と声を出して確認する。
④ガンのある部位に手をあてて「消えていく、消えていく」と唱える。

私はイメージトレーニングを毎日繰り返した。とくに、転移した股関節の周りが痛いとき、手を当てて「消えていく、消えていく」と唱えた。イメージトレーニングは非常に大切だし、その効果も大きいと思う。

(三)自律神経で実践したこと
 自律神経が乱れると病気になることは触れたが、「自立神経のバランスを整え、結果として血行をよくすることが自己治癒力を高め、ガンに打ち克つ」と橋本氏は述べている。
私が実行したこと、つまり「ストレス体質を改善する、血流をよくし穏やかな気持ちでいられるようにする」を次にまとめてみた。

① 乾布摩擦・ビン踏み、朝起きたとき乾布摩擦で血流をよくする。手の指、足の指のあいだもこするようにしている。竹踏みならぬ「ビン踏み」も血行促進に有効である。ビン踏みは踏み竹がないだけの話。
② テレビ体操・ストレッチ体操・真っ向法
③ 朝寝、昼寝:食事をした後身体を休める。寝るのは肺炎後身体が要求していたようだ。
④ 爪もみ:爪の生え際を強く押す。副交感神経を刺激しリラックスする。
⑤ 半身浴:冬のあいだ毎日。外に出られなかったので血流の促進、発汗促進を期待した。湯船には重曹を入れ、湯船につかっているときは上州の露天風呂を思い出して、あたかも上州にいるような雰囲気を味わっていた。
⑥ 腹式深呼吸
⑦ ウォーキング:食事療法をはじめて5ヶ月目の4月になってから始めた。はじめてから二週間たってから、ようやく汗が出るようになった。自律神経というのはなかなか微妙なものである。
⑧ 読書:兄が沢山本を送ってくれた。落語の本を読んだりして、楽しみながらの読書はリラックスする。
⑨ 情報断食:これは東日本大震災の後のこと、TVで報道される被害状況が見ていられなくなって、TVを切って見ないようにした。被災地の人にはまことに申し訳ないが、精神が耐えられなくなってしまった。意識的に情報を断つことを情報断食というのだそうだ。昨今、テレビを見ると暗いニュース、残虐なドラマがあふれている。だから私はほとんどテレビを見なくなってしまった。情報断食は積極的に取り入れたほうがいいように思う。

(四)食事
 食事療法について橋本氏は、「ガン細胞が好むものや、余分なエネルギーは極力ひかえ、ガンを兵糧攻めにする」と述べている。これはいただきのフレーズで食事療法の励みになった。
大量の野菜・果物を摂ることによって、ビタミン、ミネラル、酵素など必要な栄養素が補給できる。新鮮な野菜・果物による搾りたての生ジュースは、体内における吸収率が高く、野菜・果物の栄養素を効率よく摂取できる。消化酵素も豊富に含まれているので、消化のためのエネルギーを体内で作る必要がない。植物の持っている可能性は計り知れないと思った。

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