2018年1月1日月曜日

211 ガンと自然治癒力

211 ガンと自然治癒力 (一)ガンとどう向き合うか
 ガンとどう向き合うかは、人によって様々である。私の場合、ガンの宣告をうけたとき、頭の中は真っ白になり、死に対する恐怖、これからの苦しい闘病生活を思い、思いっきり落ち込んだ。
ところが私の場合「晩期ガン」で選択肢が無かったし、残された時間も無かった。だから反骨精神と開き直りで「ガンとの闘い」が始まったのである。はじめはただただ夢中であった。そのうちPSAの結果が出てきて、確信に変わった。
ガンの三大療法が使えなくても、
全身に広がった晩期ガンでも
ガンは治るかもしれない」、少しずつ心に余裕ができてきた。

(二)ガン情報をどう選ぶか
  ガンに関する情報は巷にあふれている。まったく違った考え方があって、お互い専門用語が飛び交って専門外の一般人には判断に苦しむ。
ガンに関する本も沢山ある。どれを読んでいいか迷う。私は、済陽高穂医師、橋本豪医師、安保徹医師の本をまず基本において、つぎに「ガンは治る」を実践している書物を読むことを心がけた。たとえば、

『幸せはガンがくれた』川竹文夫著(創元社)は「ガンが治った」事例を12例掲載している。どの事例についても感銘を受けた。
『笑いの健康学』伊丹仁朗著(三省堂)はガン治療の最大の目的がキラー細胞を強くすることで、伊丹医師は笑いによってこの目的を達成しようとしている。

インターネットでも沢山のブログがある。中で勇気をくれたブログとして
伊藤勇氏の「がんを明るく生きる 末期がんより生還した伊藤勇の現在までの闘病記」が素晴らしかった。晩期ガンであった私は大いに勇気付けられた。
癌克人 松井清氏の「激痛が襲う末期ガンをいかに克服したか」も勇気づけられた。自分が実践してきた「食事療法」が正しいことが実証されている。

このほか沢山の事例があるが、知っていただきたいのは多くの人がガンを克服している事実である。いずれも私自身大いに啓発され、助けられ、参考になった。

(三)ガンを克服した人は何をしたか
① 食事療法 (ゲルソン療法、東城百合子)
② 心の持ち方、考え方がガンを治す
③ 仲間との付き合い(がん患者会)

ガン克服の手段はいろいろあるが共通しているのは、いずれも今までの生活習慣を変え、体の中の自然治癒力を高めている。
食事療法、心の持ち方・メンタルについてはすでに触れているので、ガンと闘う仲間たちとの交流について触れて見たい。
多くの人がガンの宣告を受けたあと、一人で落ち込んでいるように見受けられる。でも大切なことは多くのガンと闘っている仲間がいるということである。   このガン仲間との交流によって元気がいただけるのである。私自身多くのガン仲間からエネルギーをいただき自然治癒力を高めることができたと思う。私のブログでの情報発信も「ガンと闘う仲間」との相互助け合いとなっている。
なお、私は「がん患者会」のようなところには所属できなかった。普通の生活は問題ないが、前立腺肥大が継続していたから電車に乗ると緊張から急にトイレに行きたくなる、そんな不安を抱えていたから遠出はできなかった。

(四)ガン医療の現実について
 ガンが少し落ち着いてから読んだ本がある。日本のガン医療の現実を生々しく報じている。
医者としてガン医療の問題点を指摘した近藤誠医師。患者の立場に立ってガン医療の問題点を指摘した船瀬俊介氏(環境問題評論家)、なかなか参考になった。「ガン備忘録」で簡単にふれておいた。
(419近藤誠医師に学ぶ参照)
(420船瀬俊介氏の警告参照)
(2012.8.9記)

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