2018年1月1日月曜日

222 イギリスの医療制度

222 イギリスの医療制度 (一)晩期ガンとの共存7年目
晩期ガンとの共存は201611月で満6年が経過した。7年目に入ったところである。
PSAはリバウンドしたものの極めて低水準を維持している。直近の数値は0.112
その前と比べてほとんど変わっていない。
ありがたいことに、最近は体が動くようになったことで、やりたいことがふえた。
ベランダではプランタンを増やし野菜をいろいろ植えてみた。野菜には輪作が出来ないものがあるのを始めて知った。中で輪作が可能な小松菜、サラダ菜を植えていたが気温が上がると同時にアブラ虫に占領されてしまい全滅である。
植物の三大栄養素は窒素、リン、カリであるが、窒素はたんぱく質、アミノ酸の原料になり、たんぱく質、アミノ酸はアブラ虫の好物である。だから化学肥料を与えると必然的にアブラ虫を呼ぶことになってしまうようだ。かといって殺虫剤を散布するわけにはいかない。そんな経緯から野菜つくりを断念することになってしまった。残念でならない。

(二)週6日の囲碁三昧

時間を持て余していたとき、道で囲碁仲間に偶然会う機会があった。話をしているうちに囲碁が打ちたくなってきた。さいわい近所に「いきいきプラザ」があり、午後の時間なら自由に囲碁を打てることを知った。ありがたいことに五段クラスの人が毎日打ってくれるので、今は週6日、囲碁三昧である。囲碁を復活して一週間が飛ぶように過ぎていくようだ。
石倉昇九段は「囲碁は年をとっても上達する」といっている。事実この半年で「2目ほど上達した」と五段クラスの人から評価してもらえた。うれしいな。

(三)日本の医療制度は刷新すべき

「いきいきプラザ」ではいろんな情報が入ってくる。ある囲碁仲間の弟さん、57歳で晩期ガンということで、私に話しを聞きに来た。私のブログ「晩期ガンからの生還」を紹介かたがた私の経験を話した。
残念ながら弟さんはすぐに亡くなられた。
後で状況を聞くと「全身に転移している状況のなかで医者は、抗ガン剤、放射線治療をおこなった」と聞いた。これには驚いた。私の場合、主治医はガンが全身に転移している状況ではガンの三大療法、つまり手術、抗ガン剤、放射線は採用出来ないといわれた。これは医療現場では常識だと思っていたから、この医者の処方は医療ミスではないかと思ってしまったからだ。もちろん技術がどんどん進歩しているから新しい処方も出てくるのだろう。でも免疫力の落ち込んでいる患者に免疫力をさらに落とす抗ガン剤治療は考えられないと思うのだが。

晩期ガン7年目に入った私にたいして主治医は私の顔を見ないし、問診もしない。パソコンを見ながら次回の予約日を告げるだけである。前立腺の晩期ガンは5年生存率3割と厳しい。だからせめて「晩期ガン7年目、よく頑張りましたね、どんなことをしているんですか」ぐらいは言っていいのではないだろうか。薬は摂らない、検査はしない、私のような患者は、病院や医者の収入にならないということだろうか。
どうも日本の医療制度については抜本的に改善すべき点が多いように思う。

(四)イギリスの医療制度に学べ

イギリスの医療制度を紹介したテレビ放送があった。はっきりとは覚えていないが「患者の健康指導をすることで、効果が認められた場合。これが評価点として当該医者に生涯累積され、医者の収入に反映されるというものだったように思う。医者にとっては薬や手術をしなくても収入になる、他方国の医療財政は改善される」。優れた制度だと思う。
わが国は今、医療制度が破綻するとわかっていながら手をこまねいているだけである。医療を取り巻く受益者が特権を失いたくないからであろう。これら受益者は国家財政が破綻しようと、患者が死のうと関係ないことなのであろうか。
医療の必要性は否定しないが、日本は少しでも早くイギリスの医療制度を学び、将来に向けて改善すべき点は改善する国であってほしい。でも既得権益は頑固でなかなか変えられないのである。

国の制度がなかなか変わらないのであれば、「自分で出来ることは自分でやる」と考え方を変えてみてはどうだろうか。たとへば、私のような絶望的だったガン患者でも「玄米菜食」中心の食事で生還している事実やそのほかいろいろな方法でガンを克服している沢山の人を見てほしい。医者に頼るだけでなく「自分で出来ることを自分でやる」その結果健康な体を取り戻すことが出来ればこんなすばらしいことはないのではないか、そして多くの人がこのブログを読んで勇気を持って一歩足を踏み出してほしいものである。

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